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​【体の記憶】

"体で覚える"​ という表現は誰しも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

この言葉に感じる僕の印象は [体育会系] 。 もしもこの言葉を何かの競技で指導者が使うとするなら、かなりザックリしたアドバイスに聞こえてしまいます。

​しかし、実際に体で覚えるということは存在し、BMXやそれ以外のことでも"体の記憶"というものを体感することができる。

僕は釣りでそれを体感することが多く、FGノット(複雑な釣り糸の結び方)などは数年間やっていなければ忘れてしまうのだが、そのときに、頭で考えるのではなく体に聞いてみるように ほぼ無心の状態で作業してみる。

​すると、染み付いている指の動きが自動で発動し、記憶としては忘れていたことを体の動きがキッカケで思い出すことがある。

​こういったことは専門家に聞けば話は早いのだと思いますが、専門家の出したデータが全て正解という訳でもなく、"体の記憶" いう部分に自分で気づいたということが大きな発見であり、目と耳から入った情報とは違った意味で、自分なりの解釈として受け取ることができるのではないか?  僕はそう思います。

人間の機能は、気づかない部分で働いている部分があって面白いです。

これらは普段の生活で生かされる部分と、BMXに乗っているときにも、自らコントロールすることで効率よくトリックをマスター

​することが可能になってきます。

​【BMXで、体の記憶をコントロールする方法】

How-to に書くべき内容であるかもしれませんが、以前僕のブログでも触れていました。

​トリックの練習中に "体で覚える" ことを意識することで練習効率が上がり、複雑なトリックであっても成功への鍵になることは間違いありません。

[体1:頭2]

これが何を意味するかというと、

まだ成功していないトリックを練習中に、成功に向けて意識するポイントがあるとして、それを体と頭で分配する比率になります。(あくまでも僕の考えですが...)

​人は何かを考えながら行動すると、効率良く意識できるのは2つまでです。例えばトリックの中で、①重心を前でキープする ②グライドの円 ③繋ぐタイミング という3つの要素があったとします。 これらに注意して練習すると、頭で①〜③を同時に考えた場合は必ずどこかが疎かにになります。3つの要素を意識しているつもりでも抜けが出てくるのです。

 

そこで有効なのが、3つの要素の内 まず1つを体で覚えさせ、頭で考えて意識する要素を2つに減らす方法。です。

これは意識しなくとも練習を続ければ勝手にそうなるのですが、あえて意識して練習することで非常に効率の良い練習方法となります。

How-toで紹介している、ポイントポイントを分けて練習する方法と同じ意味です。どれかの要素を体で覚えることは難しくなく、②であればそれと同じ要素が必要な別のトリックを練習してもいいですし、足着きからその部分だけを練習しても十分体で覚えることができます。

こうして体で覚える要素を増やしていき、①と②を体で覚えた状態になれば、あとは③だけに集中して練習すればいいです。

​トリックによってはこの時点で①〜③に集中していて気づかなかった "④" の要素に気づき、この部分から他のトリックへの繋ぎやもっと効率のよいポジションなどを思いついたりもします。体で覚える方法はとにかく数をこなすこと。基礎練は必ず力になるということはここから言えることかもしれません。

​【数をこなしている最中に調子が悪くなる現象】

​体で覚える為にはとにかく数をこなすしかありません。

しかし練習中に、初めは調子が良かったが繰り返し練習しているとどんどん不調になってくることがあります。全てが分からなくなるような感覚に襲われるあれです。

この現象についての自分なりの解釈は、頭で考えていた状態から体で覚える状態に移る最中に起こり、頭の体の中間で意識している状態なのではないか?と考えています。

以前カメラの工場で働いていたときに、突如全く別の工程を担当することがありました。その時にBMXの練習で意識するように、複数のポイントを意識しないといけなくなり、トリックの練習と同じ状況になります。この場合も先ほどと同じで、初めは全て頭で意識していてそこから徐々に体が覚えていくのですが、その先で急に不調となることが多々ありました。

僕はこの時に "体で覚える" というメカニズムを意識しました。

この不調になる状態は悪いことではなく むしろ良い傾向だと受け止め、頭での意識から体の記憶へ と変換中の合図ではないかと自分の中で理解するようになりました。

不調になったときの対処方は簡単で、それは作業(練習)をやめることです。

頭での意識から体への記憶へ変換されている最中は不調になりますが、その段階で一旦やめる(休憩する)ことでセーブされます。そこで時間を開けて再開すると、スタート時よりも体がスムーズに動くようになっていることに気づくはずです。 この時点で頭で考えて意識していたことが体に移って、言わば自動運転モードのような状態になり、頭での意識していたことが減った分他の要素を意識する余裕ができるようになります。

パソコンで言うと、[ソフトがバージョンアップしてCPUの使用率が低くなったから 同時に別の作業ができる] みたいな感じでしょうか。

工場で働いた経験のある方なら分かるかもしれませんが、

長時間の作業で心身疲れ果てているときに、稀にですが、体が勝手に動いていると錯覚することがあります。「うわー、気持ち悪い。今体が勝手に動いてる」みたいな。

​その経験もあって "体で覚える" ってこのと重要性と、人間が持っている機能?を感覚的に意識できました。

​【まとめ】

​僕は今回の内容について調べた訳ではありませんし、専門的な知識もありません。

自分の体験談であり、見てくださってる方全てに共通することではないかもしれません。

​しかし、"体で覚える" ということについては存在すると思いますし、意識次第ではかなり武器になるのではないでしょうか。